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M様邸 築浅(3年目)のインスペクション

公開日: : 最終更新日:2015/09/02 住宅診断, 住宅診断事例

  • 構造等 中古木造住宅(築3年)
  • 時期  契約前
  • 現状  空き家

DSCF0071
M様のご依頼は分譲されて3年目の一角でまだまだ新築に近い物件でした。
築浅で図面図書も揃っており完了検査済み書もありインスペクションの必要は少ない物件ですが念の為見て
安心して購入したいとの意向でした、屋根裏、床下のオプションも必要無いと思われたので基本の中で出来るだけ見せて頂く方針でお伺いさせて頂きました。

診断結果は3年使用の傷などはありましたが、天井裏、床下綺麗で特に問題はありませんでした。
それでも築浅でなぜ手放すのか等買主様の不安材料を取り除ぞく事が出来て良かったと思います。

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以下お客様のメールを転用させて頂いています。個人情報に関わる箇所は省いています。

インスペクションまでの経緯

築3年半の木造戸建ての購入を検討していました。
築浅で内装、外装ともにきれいだったのですが、これから長く住む家のことなので万が一のことがあってはならないと思い、契約前にホームインスペクションを利用しようと思いました。そのようなことをする人はあまりいないようで、不動産屋さんは意外な顔をしていましたが、特に嫌がられることはありませんでした。
ただし、購入申込書は提出し、備考欄に「契約前にホームインスペクションを利用し、その結果によっては(つまり致命的な瑕疵がある場合は)契約しません。」と記入する形になりました。
その不動産屋さんは施工主もかねており、問題がないということに自信があると話していました。

ホームインスペクションをお願いする業者は特に決めていなかったのですが、家から近いこととウェブページに価格がはっきりと記載されていたことから、ホームインスペクション京都さんにお願いすることにしました。

購入申し込み後の急なお願いでしたが、対応していただけました。

内容

ホームインスペクション京都の松田様には、床下、屋根裏を含め全体を見ていただきました。
お願いしてよかったと思うこととして、
・床下の通気具合や引き戸の転がりなど、見た目では分からないところも確認してもらえる。
・地盤調査の結果など、素人では難しい書類の説明をしてもらえる。
・水平を測る水準器や木材の水分測定器など、専門の機器を使ってもらえる。

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・今後メンテナンスが必要なところを教えてもらえる。などがあげられます。

屋根裏については、収納庫が設置されているためによく見ることができませんでしたが、換気扇を外してできる範囲で確認してもらいました。物件により一定の限界があることは知っておいていいかもしれません。
DSCF0122 (2)

診断後、購入されました。

お客様の感想

結果としてほとんど悪いところはなく、その後無事に契約、入居となりました。
価格については、ホームインスペクションに半日程度かかることや、入居後の安心感を考えると、妥当だと思います。
新築住宅は建築確認がされるのでそこまで必要性は感じませんが、中古住宅は上記の利点や安心感の面でホームインスペクションはおすすめです。検討するすべての物件で行うのは金銭面などで現実的ではないので、最終候補にしぼってお願いすればいいのではないかと思います。

ホームインスペクション京都
公認ホームインスペクター
松田貞次

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