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基礎のレベルが取れていない?

公開日: : コラム, 住宅診断

新築数年の住宅診断(ホームインスぺクション)した時の事です

1.引き渡しを受けて数年住んでいるが、不具合を感じる

2.何回か工務店には対応して貰ったが改善されない

3.根本的に大きな修繕を約束したがその内容で良いか不安

上記の様な感じで依頼の具合的な内容は伏せておきます。

相談内容から床下に潜って見ることにしました。

そこで見たものは相談内容とは違う基礎の瑕疵でした。

おそらく何度か修繕して貰ってるというんはこの挟み物(木片)の事でしょう。

土台が基礎パッキンに接していませんでした。

この様な箇所は10カ所以上見られ

上記の様にスペーサーをかましても足りていない(ごそごそ動いてました)箇所も沢山ありました。

良く見てると、基礎の上部天端均す、天端レベラーやそれに準ずる仕上げがなされていないようです。

棟上げに大工が来たが、基礎のレベルがバラバラ・・・

それでも工期や段取り優先でスペーサーを嚙ましながら土台を据えたのでしょう!

通常このスペーサーは2枚までは許容範囲なのですが、それでは収まらないで

3-4枚挟んでいる個所もありました。

其のうえ、完成後潜って修理した大工か監督は、大事になる事を恐れて

報告しないで、かまし物をして誤魔化し続けていたのでしょう。

専門家が潜ればすぐにバレてしまう様な嘘をついてしまったのは疑問です。

他の件で床下に潜って、大きな瑕疵を見つけてしまった事例です。

今は私達のような検査をする仕事が普及してきています。

こんな何年たっても手抜きと発見出来るようなミスは自分から申告して

治す方が得策だと思います。

 

基礎の瑕疵、基礎の欠陥を発見

ホームインスぺクション京都

住宅診断京都

公認ホームインスペクター

松田貞次

 

 

 

 

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