*

空き家対策措置法について考える    その1

公開日: : コラム, 空き家対策

CIMG4035
今回から数回にわたって詳しく解説をしていきます、それくらい消費者の皆様に身近で重要な法律だと思うのですが
イマイチ浸透していません。解説から対策方法まで書いていきますので少しでもお役に立てればと考えています。

そもそも何故空き家対策が必要になって来たのか、その目的から考える事がこの法律を理解するのに必要な事だと思いますのでそこから書いていきます。
★空き家の定義「建築物またはこれに付属する工作物であって、居住その他の使用がなされないことが常態であるのも及びその敷地」とされていますがそれだけでは問題はありません。空き家になる事でどの様な問題が発生してくるかと言うと・・・

1倒壊等著しく保安上危険 ・・・人が住まない事に雨が漏っていたり白蟻等の被害があったり、また外敵によって破壊されていても解らないので屋根や外壁が剥がれて落ちてきたりして通行人や周りに悪影響がある可能性があります。

2著しく衛生上有害なおそれ・・・浄化槽や汚水枡や配管の破損やごみ等の不法投棄場所になる可能性もあり周りに衛生上影響や奇獣・害虫の発生や増殖の場所となりうる。

3適切な管理が行われてないことにより著しく景観を損なっている状態・・・京都等であれば景観計画や見た目に周りの住民に不安等を与える状態である

4その他周辺の生活環境の保全を図る為に放置が不適切である状態・・・周りから空き家と判断されれば不法侵入者等を招きやすいですし、放火等を誘う要因にもなります。植栽が道路や隣家に影響を与えることもあります。

以上の4点は特定空き家等の要件にもなります!

空き家管理や活用方法の御相談にも応じています!お気軽にお声をかけて下さい。

関連記事

日本ホームインスぺクターズ協会 近畿エリア部会長 就任

日本ホームインスペクターズ協会 理事長 長嶋修氏 先日4月12日の日本ホームインスぺク

記事を読む

住宅ローン減税を受けるには省エネ性能が必須に!

建築物省エネ法改正により 2025年4月より住宅・非住宅の新築時には 仕

記事を読む

腐朽菌大量派生

腐朽菌って知っておられますか? 木材腐朽菌は、木材を腐らせる菌の事を言います。 木材の主な成

記事を読む

地域によって違う建築様式

先日NPO法人日本ホームインスぺクターズ協会の総会に近畿エリアの代表として 出席する為に北海道、札

記事を読む

隙間との闘い!気密測定に立ち会ってみました。

新築途中での気密測定に立ち会いました。 気密測定を実施すくらいですから 目標を決めて気密

記事を読む

鉄筋の膨張によるコンクリート破壊

住宅診断での出来事ではありませんが 道を歩いていて解りやすい状況に遭遇したので紹介してみます。

記事を読む

耐震適合証明書発行業務

住宅診断業務(ホームインスペクション)をしてますと 「耐震適合証明書発行出来ますか?」と質問さ

記事を読む

新築工程検査 断熱材

私は経験が豊富で、知識が必要とされる 中古住宅診断(中古住宅インスペクション)を好んで活動して

記事を読む

構造塾

最近あらためて建築構造の勉強をしています。 決して熊本地震の影響でと言うわけではあ

記事を読む

外壁のシーリング劣化?施工不良?

最近はモルタル仕上げの上に塗装壁よりサイデング仕上げのお家が増えてきました。 それに伴ってホームイ

記事を読む

PAGE TOP ↑