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ホームインスペクションはどこに頼むのが良いのか

公開日: : 最終更新日:2015/09/02 コラム

お家を購入するにあたって家の状態がどうなのか気になりますよね?仲介の不動産業者に聞いても、購入してほしいから本当の事を言ってくれるのか心配です
(仲介業者は契約が出来ないと手数料になりませんから・・)もともとの建築の知識が豊富かどうかわかりません。

それでは何処に頼むのが良いのか私なりにまとめてみました。

現在日本ホームインスペクターズ協会近畿支部の技術委員長をしていますがまだまだこの分野のスペシャリストは少なく何がスタンダードか定まっていないのが現状です。
日本ホームインスペクターズ協会の公認インスペクターは厳格な試験を合格して2年更新もあり研修も重ねています。日本のインスペクションのスタンダードの構築と普及に努めています。

①まずは何を見てほしいのかを考えます!

RCや鉄骨造のマンションの新築完成の内覧なのか、中古住宅の木造では大きく見る事が違います。依頼されるインスペクターが何を得意にしているのかに注目してください。マンションのような物件は、普段からマンションの設計や管理をしている人がいいです木造の中古物件は現場に精通している人がいいと思います。何故かは詳しくはまた書きたいと思いますが1級建築士を売り物にしているが普段の仕事が見えない建築士は危険だと思います。(弊社も一級建築士事務所ですが、建築士とインスペクションは違う分野なので大きくは表示してません)それぞれ得意不得意があるので聞いてみましょう!(なんでも出来ると言う人はかえって私は怖いです)

②出来るだけ近い人を探しましょう

現在は全国何処で診断しているインスペクション業者がありますが、私はそのあたりの土地感がある人の方がいいと思います。地域によって考え方や風習もあります。優秀に思えるからと言って遠くから呼ぶことは、病院で言う初診の役割であるインスペクションの意味合いではナンセンスです。遠くから呼ぶと言うことは費用も掛かりますから、それならば近くの検査会社に精密な検査を依頼するほうが合理的のように思います。遠くても30分から1時間くらいの距離で考えましょう!

③費用と診断内容が明確な出来ること

診断費用と診断内容をきちっと示せる人にしてください。私はお問い合わせを頂いたらお聞きした内容、何処まで見た方が良いかと共に見積もりを提示して選択をしていただきます、まだまだ未熟な業界なので定価や内容を決めていない人もたくさんいます、のちのちトラブルにならない為にも必要な手順です。またあまり高額なのも安価なのも危険です。30坪で屋根裏、床下に入ったとしても上限10万以上はどうかと思います。あくまで診断は目視の範囲で行う初診であることを御理解して依頼するようにしてください。

④第3者の立場で診断してもらえること

ホームインスぺクションは仲介を前提とした不動産業者主体でもリフォーム工事を目的とする現場調査でもありません、今現在のお家の状態を把握して報告させて頂き、お客様にとって良い判断の手助けをして、出来るだけ後悔の無いようにとの目的で行います。そのためには第3者的立場で行う人を探しましょう!。

PS
インスペクションはインスペクターと注文者様との信頼関係が無いと成り立ちません
信頼関係が出来るインスペクターに出会いえることが一番の正解だとおもいます。

ホームインスペクション京都
公認ホームインスペクター
松田貞次

住宅診断 新築内覧同行 マンション内覧同行
中古住宅再創計画 「NAOSU」
耐震適合証明 耐震工事 リノベーション リフォーム相談

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