畳下の湿気
公開日:
:
最終更新日:2022/06/10
リフォーム・リノベーション, 中古住宅再創計画 NAOSU(なおす), 住宅診断, 省エネ診断・省エネ改修計画・省エネ改修工事
築30年以上になるお家のケースです
和室の床がごわごわするというので見に行きました。
畳はそのものが弱くなる事で歩いた時に違和感がでた場合と
今回のケースは和室の下がガレージになっており、鉄筋コンクリートで出来ています。
他の箇所と違い床下の空間が少ないので湿気の逃げ場が無いのかと思いましたが
その割には和室全体の床が弱っているのでは無くて
窓下の一部だけが朽ちているの様子です。
畳を上げてみると、その箇所の合板が濡れた跡があり、踏めば下がります。
工事としては合板と、その下の大引きと根太を交換する事で終わりました。
原因は掃き出しの下もガレージのスラブの上に出れるのですが
そのスラブと窓下の間に30年のあいだに隙間が出来て水が侵入したようです。
量的には少ないようで、めくった床は濡れた後はあったものの、乾いていました。
今回は大きな劣化にはなりませんでしたが、場合によっては大事になる事もあります。
日頃から家に状態を観察したり、定期的に専門家(ホームインスペクター)や
信頼出来る工務店さんに見ても貰う方が良いですね。
中古住宅再創計画
ホームインスぺクション京都
関連記事
-
-
自然の力・・木の根編
排水が流れないとのお問い合わせに行った時の事例です。 完全に流れないわけでは無いのです
-
-
耐震適合証明書発行業務
住宅診断業務(ホームインスペクション)をしてますと 「耐震適合証明書発行出来ますか?」と質問さ
-
-
白蟻の脅威 診断事例 ホームインスぺクション
白蟻は地面から1mしか登らないと言われていました。 新築時に防虫工事を1mしかしないのはその為です
-
-
隙間との闘い!気密測定に立ち会ってみました。
新築途中での気密測定に立ち会いました。 気密測定を実施すくらいですから 目標を決めて気密
-
-
スキマや入れない箇所も見たい時があります
基本的にインスぺクション(住宅診断)は目視が基本です。 特殊な機材を用いてするときはオプション
-
-
雨漏りと結露(小屋裏野地板の染みについて考察)
断熱診断、省エネ診断、省エネ住宅、省エネ改修工事を行うことが多くなって その様な依頼の中に、他
-
-
伝統技術 曳家さんに学ぶ事
1月27日に宇治は平等院近くで有限会社曳家岡本の岡本直也氏がお仕事をされていると言う事で 現場
-
-
サーモグラフィー(赤外線サーマルイメージングカメラ)
住宅の検査には色々な事項があります。 通常の検査では使用しませんが、断熱や雨漏り等の検査時に使用す
- PREV
- 不動産業者向けセミナー 講師
- NEXT
- 不動産業者向けセミナーIN大阪開催しました。