*

畳下の湿気

築30年以上になるお家のケースです

和室の床がごわごわするというので見に行きました。

畳はそのものが弱くなる事で歩いた時に違和感がでた場合と

畳下の床板や根太等が劣化して弱くなっている場合があります。
写真 2017-07-20 9 56 53 (1)

今回のケースは和室の下がガレージになっており、鉄筋コンクリートで出来ています。

他の箇所と違い床下の空間が少ないので湿気の逃げ場が無いのかと思いましたが

その割には和室全体の床が弱っているのでは無くて

窓下の一部だけが朽ちているの様子です。

畳を上げてみると、その箇所の合板が濡れた跡があり、踏めば下がります。

工事としては合板と、その下の大引きと根太を交換する事で終わりました。

原因は掃き出しの下もガレージのスラブの上に出れるのですが

そのスラブと窓下の間に30年のあいだに隙間が出来て水が侵入したようです。

量的には少ないようで、めくった床は濡れた後はあったものの、乾いていました。

今回は大きな劣化にはなりませんでしたが、場合によっては大事になる事もあります。

日頃から家に状態を観察したり、定期的に専門家(ホームインスペクター)や

信頼出来る工務店さんに見ても貰う方が良いですね。

中古住宅再創計画
ホームインスぺクション京都

関連記事

住宅ストック循環支援事業についての報道発表

昨日の国会で可決され、補正予算で執行予定の住宅リフォームへの制度が明らかになりました。 報道発表は

記事を読む

クロスの染み 原因が特定出来ない例・・

リフォーム後4年位のお家のトイレのクロスに染みが出来ていました。 クロスの染みの原因の多くは 1

記事を読む

検査済証の無い建築物の救済措置の取り組み

優良な既存住宅や既存建築ストックの有効活用を促進する為に国土交通省も動き出しています。 国

記事を読む

白蟻被害の季節です・・・

長い冬がおわり、暖かくなってくると 気持ち良い季節になり活動したくなりますが・・ https

記事を読む

!緊急投稿! 知らない業者を屋根に登らせるのは辞めましょう!

地震などの後は知らない訪問業者がやって来て 点検しましょう! 近くに来てみてお宅

記事を読む

赤外線(サーモ)センサーの使い方

弊社「ホームインスペクション 京都」としても私個人ホームインスぺクター(住宅診断士)も 色んな

記事を読む

適合証明技術者(フラット35)

今年度より適合技術者に認定された事により フラット35の適合証明の発行が可能となりました。

記事を読む

基礎のレベルが取れていない?

新築数年の住宅診断(ホームインスぺクション)した時の事です 1.引き渡しを受けて数年住んでいる

記事を読む

JSHI 公認ホームインスぺククター資格試験ガイダンス、試験対策講座

9月5日に大阪で行われる試験対策講座の講師の一人として登壇することになりました。 全国統一の資料を

記事を読む

住宅ストック維持向上促進事業採択

今年になって、インスペクション仲間と立ち上げた IK「インスペクション関西有限責任事業組合」が

記事を読む

PAGE TOP ↑