基礎に鉄筋が入ってない・・!それって欠陥?
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最終更新日:2022/06/10
コラム, 中古住宅再創計画 NAOSU(なおす), 住宅診断, 住宅診断事例, 耐震診断・耐震改修工事・耐震の知識, 雑記
ホームインスペクション京都は中古住宅の診断を中心に実施しています。
中古住宅を診断していると、無筋基礎(基礎に鉄筋が入っていない基礎です)のケースが多いです。
以前無知な弁護士が、私に向かって「基礎に鉄筋が入って居ないなんて欠陥住宅ですよね」って
聞いてきました。まあすごい勢いで! (笑い)
(写真は簡易探査機で確認しているところです。)
結論から言えば、それだけで欠陥住宅とは言えません!
令和の時代に新築住宅(あくまで住宅です)で無筋基礎は現実ありえなと思います。
普及しだしたのは昭和56年度頃から建築基準法も大きく変わった時期です。
それ以前の建物を診断すると予算を掛けている建物でも入っていない建物は沢山あります。
住宅金融公庫やハウスメーカでも同様です。
以上の理由で、私がホームインスペクションを実施したさいに
無筋基礎と確認して場合でも築年数を確認して瑕疵とは認定しませんし
報告書にも時期と合わせて説明して欠陥ではないけれど、鉄筋は入って居ないようですと書いています。
また耐震診断も多く手掛けていますので、その視点から補強計画等の依頼があれば
耐震診断、耐震改修計画、耐震適合証明発行まで行ったケースもあります。
私達の報告には大きな責任があります。
ちゃんとした知識と冷静な判断で安心してお家を購入して頂く一助になる為に実施するものです。
一部の検査員や弁護士には不安をあおるような人が居るようです
依頼される場合には、経験豊富なホームインスぺクター(住宅診断)に依頼される事を
おすすめします。
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